高耐久溶接用コンタクトチップ | アルファチップ標準型
溶接ワイヤーはコンタクトチップの内孔に接触して給電されていますが、接触する箇所を常時変化させながら、母材にワイヤーを供給しているため、溶接に必要な電力が不安定になりがちです。
また、一般コンタクトチップの連続使用により、先端ワイヤー孔が摩耗する事によって、アークのブレが発生する事も問題でした。
従来のコンタクトチップにあった数々の問題点を解決すべく、弊社で独自開発をしたのがアルファチップです。
アルファチップに内蔵した特殊スプリングがワイヤーを押圧し、常時内孔に沿ってワイヤーが母材に供給される仕組みになっているため、一定の電力を保ったまま、非常に安定したアークを発生させる事を可能にしました。
万が一先端ワイヤー孔が拡大するような事があっても、特殊スプリングの圧力によって給電点を一定とし、ブレも最小限に抑えられるため、従来一般標準チップと比較して、3~7倍の耐久性を実現する事が出来ました。※1
コンタクトチップの交換サイクルが伸びる事によって、廃材の発生も抑えられるようになり、消耗品費の減少やISO14001取得に向けた環境への配慮など、今まで実現できなかった課題を、弊社開発のアルファチップが解決をいたします。
適応ワイヤー径やΦ0.9~Φ1.4まで、チップ長は40Lと45Lからご用意できます。
商品名 | アルファチップ |
対応溶接機 | |
適応ワイヤー径 | Φ0.9・Φ1.0・Φ1.2・Φ1.4 /その他の径は要相談 |
適応ワイヤー材質 | ソリッド・フラックス |
チップ長 | 40L・45L |
小売価格 |
※1 使用条件により異なります。
ご使用上の留意点
α-Tip一体型、分離型アダプターには特殊スプリングが内蔵されておりますので、以下の点をチェックして下さい。
- 送給装置の加圧調整をして下さい・・・若干強め
- 4m以下のトーチに使用して下さい・・・標準送給モーター仕様
但しロングトーチ送給装置を使用している場合は6mトーチでも使用可能です。 - コイルライナー等の洗浄・・・汚れによる送給不良が発生する場合があります。