分割型高耐久溶接用コンタクトチップ | アルファチップ分割型

溶接用コンタクトチップ・分割型アルファチップ材料特徴 | アルファエクセレント有限会社

溶接ワイヤーはコンタクトチップの内孔に接触して給電されていますが、接触する箇所を常時変化させながら、母材にワイヤーを供給しているため、溶接に必要な電力が不安定になりがちです。

また、一般コンタクトチップの連続使用により、先端ワイヤー孔が摩耗する事によって、アークのブレが発生する事も問題でした。

従来のコンタクトチップにあった数々の問題点を解決すべく、弊社で独自開発をしたのがアルファチップに改良を加えて取扱いをしやすくしたのが、アルファチップの分割型です。

はじめに、アルファチップ標準型をご利用になる際のメリットです。

アルファチップに内蔵した特殊スプリングがワイヤーを押圧し、常時内孔に沿ってワイヤーが母材に供給される仕組みになっているため、一定の電力を保ったまま、非常に安定したアークを発生させる事を可能にしました。

万が一先端ワイヤー孔が拡大するような事があっても、特殊スプリングの圧力によって給電点を一定とし、ブレも最小限に抑えられるため、従来一般標準チップと比較して、3~7倍の耐久性を実現する事が出来ました。※1

コンタクトチップの交換サイクルが伸びる事によって、廃材の発生も抑えられるようになり、消耗品費の減少やISO14001取得に向けた環境への配慮など、今まで実現できなかった課題を、弊社開発のアルファチップが解決をいたします。

ご好評だったアルファチップ標準型に改良を加えたのが、当製品のアルファチップ分割型です。

アルファチップ分割型は、特殊スプリングを内蔵したアダプターと、摩耗しやすい先端Sチップを分割構造とする事によって、従来よりもさらなるコスト削減を可能としました。

一般標準のコンタクトチップや弊社製品のアルファチップ標準型は、先端が摩耗してしまった際に、チップ一式を交換しなくてはいけないデメリットがありましたが、摩耗の少ない箇所をアダプターとし、摩耗しやすい先端Sチップのみを交換可能な別部品とする事によって、それぞれ交換サイクルが違う別部品として販売しております。

交換・廃棄をする部品を小型化する事により、消耗品の交換コストを削減し、地球環境にも優しいエコなコンタクトチップとして、ラインナップに追加いたしました。

適応ワイヤー径やΦ0.9~Φ1.4まで、チップ長は40Lと45Lからご用意できます。

商品名 アルファチップ (分割型)
対応溶接機
適応ワイヤー径 Φ0.9・Φ1.0・Φ1.2・Φ1.4 /その他の径は要相談
適応ワイヤー材質 ソリッド・フラックス
チップ長(アダプター・先端Sチップ合計) 40L・45L
小売価格

※1 使用条件により異なります。

ご使用上の留意点

α-Tip一体型、分離型アダプターには特殊スプリングが内蔵されておりますので、以下の点をチェックして下さい。

  1. 送給装置の加圧調整をして下さい・・・若干強め
  2. 4m以下のトーチに使用して下さい・・・標準送給モーター仕様
    但しロングトーチ送給装置を使用している場合は6mトーチでも使用可能です。
  3. コイルライナー等の洗浄・・・汚れによる送給不良が発生する場合があります。